友だちというテーマで考えると、ある一人の人が思い浮かぶ。ふと思い浮かぶこの人は「かんりしゃ」にとって友だちなのだろう。
親子は血縁関係、恋人は大概告白みたいな口約束がある。職場の仲間も雇用契約などをもとにした関係である。
けど、友だちにはそれらの決まりごとや約束ごとがないなーと思った。友だちになろうと言ってなることは、少なくとも「かんりしゃ」にはなく、何となく近しいところにいて、それが、結果的に友だちかなって思ってるくらい。
そう考えると、友だちって、すごくあいまいで不安定で貴重やな、と思う。
先にあげたあの人は、たぶんむこうも「かんりしゃ」のことを友だちと思っていそう。それがあるからこちらも安心して「友だち」とすんなり言えるのだと思う。約束はしてないけど友だち。
別に大切な話もしないし、してもいい。けど基本どうでもいいことの情報交換だけしてる。密に連絡をとってもいいし、とらなくてもいい。たぶんお互いに歳をとったら、一緒に何かする(つりチーム結成みたいな!)やろな、と思っている。けどそれをしなくてもよいとも思ってる。
大切でもない、どうでもいい時間を長く過ごしたから、どうでもよくて、けどどうでもよいと思えること自体がすごく大切でありがたい感じ。友だちやなー。