ちゅんのMyseroof Album制作進捗日記(8)『この日記の視認性向上と方針』

Myseroof Albumとは…
Myself(自己)とProof(証明)とAlbum(音楽アルバム)をくっ付けた造語で、オリジナルの音楽アルバムを制作することによって、今まで生きてきた自分とその人生の存在を証明しようという計画のこと。

第8回になりました。とは言っても第0-1回と第0-2回を合わせると、10記事目。ここでひとつ、この日記の視認性向上と方針の見直しをしてみたいと思います。

『この日記の視認性向上と方針』
My Seroof Albumに入れる曲数は12曲を予定しています。そのうち6曲が既に作業に取り掛かっていて、更にその中で4曲が完成(仮)に漕ぎ着けています。日記の更新が進むにつれ、それらの曲たちが乱れながら話題に上るようになってきたので、それぞれに簡単な[呼び名]と情報を与えて視認性向上を図ろうと思います。また、◯曲目というのは取り掛かった順番で序数を割り振っており、実際のアルバムに入った際の順番ではありません。

1曲目 [冬の曲] 完成(仮)
冬がテーマの比較的静かめな曲です。初めてDTMにチャレンジした曲なので、今聴くと流石にショボいです。いつか手直ししたい。脳内で想定していたキーを試すとVOCALOIDが綺麗に歌ってくれなかったので、不本意ながらキーをかなり下げたという裏話もあったり。

2曲目 [おかしな曲] 完成(仮)
ふざけた曲です。やりたい放題やったら、思ったよりまとまりました。完成した順番で言えば、この曲が人生で初めて作った曲になります。

3曲目 [空の曲] 完成(仮)
空をテーマにした曲です。詞が出来たときはまあまあ手応えがあったのですが、メロディーやアレンジが加わるとやはりショボくなってしまいました。何かを伝えるということはそれなりに技術も必要ということです。

4曲目 [ループの曲] 完成(仮)
それぞれの楽器パートをずっとループさせたまま曲が進んでいくという変則的な構成を採用したので、作業量があまり多くなかった曲です。

5曲目 [大トリの曲]
大トリを任せたいくらい脳内では思い入れのあった曲でしたが、いざアウトプットを始めてみると大挫折。現状、隅っこに置いといてあまり考えないようにしています。ボツまであるかも。

6曲目 [火の曲]
この記事を書いている現時点で作業を進めている曲です。今まで何曲か作ってきたことによる経験や知識を多少は活かせている気がしています。完成まであともう少しのようなまだまだのような。

という訳で、自分なりの視認性向上でした。折角なので、これから書く日記では今までの曲について触れる機会も増えてくるかもしれません。
また、これらの曲をこの日記で公開するかどうかといった方針についても話しておきたいと思います。こういう進捗報告の日記を綴っておいて完成した曲を載せないというのはちょっと変な話かもしれませんが、現状ではあまり曲の公開は想定していません。公開するとしてもアルバム自体が完成したときのような気がします。ただまあこの先どうなるかは分からないことだらけなので、何とも言えませんです。取り敢えず、こういう方針の日記だということを改めて整理してみたところです。
それでは、第9回で。

ちゅんのMyseroof Album制作進捗日記(7)『リスニング環境の違い / パソコンくん』


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Myself(自己)とProof(証明)とAlbum(音楽アルバム)をくっ付けた造語で、オリジナルの音楽アルバムを制作することによって、今まで生きてきた自分とその人生の存在を証明しようという計画のこと。



第7回です。このブログの記事はどうやら、◯曲目が完成しましたなどの「進捗報告パターン」と、曲を作るという過程の中で生まれる悩みや音楽そのものについて思っていることを書く「雑談パターン」がありそうです。今回は、後者です。


『リスニング環境の違い』
当たり前ですが、曲を聴くときの環境は人それぞれです。スマホから直接聴く人も居れば、イヤホンを使う人も居ますし、ヘッドホンを使う人も居ますし、スピーカーに接続して聴く人も居ます。もっと言えば、街の喧騒の中で聴く人も居ますし、家は家でもエアコンやテレビの音がしている中で聴く人も居ます。もっともっと言えば、イヤホンひとつとってもグレードの違いがありますし、価格帯が同じでも押し出される音域は機種によってかなり異なったりします。そうです。あまりにもそれぞれで、全く指定できないんです。そして、僕が曲を作っているときのリスニング環境は、重低音が強調されるスピーカー若しくはバランス良く全ての音がクリアに聴こえるヘッドホンです。どちらも価格は10000円ちょっとでしたが、まあまあコスパの良いものだと思います。つまり、何を言いたいかと言うと、「曲を作る側は最高の環境で曲を作り、曲を聴く側は最低の環境で曲を聴く(可能性がある)」ということです。これが、なかなか難しい問題なのです。僕が今まで作ってきた曲は家のスピーカーで聴くとそれなりですが、街の喧騒の中でイヤホンで聴くと寒気がします。そもそも、街の喧騒の中で音楽を聴くということ自体に無理があることはさておくとしても、どんな環境でもある程度のレベルで聴こえるようにプロの手によって公共化されている流通曲と比べるとやはりショボショボです。ここら辺のミックス/マスタリングの技術は素人がサクッと踏み入れられる領域ではないので、僕は僕で今やれる事を最大限やるしかないのですが、それでも悔しいし納得できないことも多いというわけです。また、少し観点が変わる話になりますが、作曲者がとてつもない時間と労力、そして人生を賭けて完成させた曲だったとしても、正直リスナーにとってはどうでもよかったりすることもなかなか悔しかったりします。全く響かないことも勿論ざらにありますし、仮に好感触の反応をもらったとしても、「細部までは聴いてくれてないんだろうなぁ」とか「スマホのスピーカーで一回聴いてくれただけなんだろうなぁ」と思うと切なかったりもします。こういう温度差をどう考えるかも、クリエイターの一つの課題のような気がします。


『パソコンくん』
パソコンくんは気難しいです。知らない言葉を使って、知らない動きをします。以前のブログで、僕が立ち向かっているアルバム制作という壁は「創作作業×機械対話作業」であると述べました。いくら才能があったとしても、パソコンくんと仲良くなければ満足いくアウトプットは厳しいというわけです。先日、パソコンくんのポインターが大暴走して、ソフトを初期化しようとしたり見たことない黒い画面を表示したりしました。余りにも意図的な動きだったのでウイルスや遠隔操作を疑いましたが、セキュリティソフトのチェックでは脅威を検出しなかったのでおそらく大丈夫だと思われます(それでも不安ですが)。アルバムを制作するということは、こういう「音楽」と全く関係のないパソコンくんのセキュリティ面などもクリアしていかなければいけないのです。また、バックアップの問題も複雑で、完成した曲自体の保存は何となく分かりますが、ソフト上で作業しているプログラムそのものをこれからも編集できる状態で保存するということが結構ややこしくて、調べみてもスカッとした答えが見つかりません。制作の途中で全部データが飛んでしまったらと思うと……。そもそも、僕が使っている音楽ソフトは大層なアカウント登録の末に、パソコンくんにとあるUSBを挿して使用権利を紐付けないといけないんですが、そういうのもイマイチ理解できてなくて「いいいぃぃ」ってなります。思い返せば、よくこんな大変なものを実際に始めたなぁ……。何にしたって、パソコンくんと友だちになるのはかなり先のことになりそうです。


愚痴でした。とにかく、「どういう曲を作るか考えて、その曲を作っていく」という主題以外の困難が多すぎるんです。ただ、こういう具体的な苦悩は面白そうなので、これからも続いていきそうです。それでは、第8回で。

ちゅんのMyseroof Album制作進捗日記(6)『やっつけ完成の3曲目 / 大挫折の5曲目 / 好調?の6曲目』

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Myself(自己)とProof(証明)とAlbum(音楽アルバム)をくっ付けた造語で、オリジナルの音楽アルバムを制作することによって、今まで生きてきた自分とその人生の存在を証明しようという計画のこと。


第6回です。タイトルにもある通り、完成性はさておき6曲目まで登場してきました。それぞれの曲がどのような曲なのかはっきり書いてないので、もう「◯曲目」だけで会話するのは限界かもしれません。書いている本人でもこんがらがるということは、読んでいる側はもっと訳がわからないはず……。ここら辺の視認性向上を検討中です。


『やっつけ完成の3曲目』
一応を二乗したぐらいのニュアンスですが、3曲目が完成しました。正直、納得していない箇所だらけなのですが、これ以上は……という判断です。というのも、3曲目を集中的に制作していた時期からかなり間が空いてしまっているので、録音したギターの質感を再現したり微妙な部分を手直しすること自体、なかなか難しくなってしまったのです。アルバムの曲たちが出揃った時に、少なからず全体的に手直しするはずですが、それにも限界があるので、基本的には現状のクオリティとそう変わらないでしょう。やはり、作るべきタイミングに作り切るべきですね。どんどん、モチベーションも削がれていきますし……。んー、悔しい。かと言ってボツにするほどの余裕もないので、しょうがないんですが。今回の3曲目を通して、「ギターを演奏し録音するということ」にもっとフォーカスしないといけないことに気づきました。このことは、またのタイミングで詳しく書きたいと思います。

『大挫折の5曲目』
アルバムのラストを飾る予定の5曲目ですが、大挫折しました。以前に報告したように、どうしても構成がペタっこいというか素人臭いというかで聞いていられない出来に沈んでしまい、「やってられるか〜!」という感じになりました。ということで、暫くお休みです。ただ、頭の中で思い描いているアイデア自体は悪くないと思うので、あとはそれをどう表現するかといった技術的な問題になりそうです。これがまた難問なのですが……。取り敢えず今は後述の6曲目に集中ですね。

『好調?の6曲目』
突然の「作ってみるか〜」というノリで、6曲目の制作が始まってしまいました。曲調と構成が割と複雑なので、諸々考えないといけないことが多そうですが、今のところ好調と言えそうです。また、ほんの少しずつDTMの勝手も分かってきた今、新しい曲を作る毎に新しい要素にチャレンジして成長したいという気持ちも強くなってきています。ただ、それってかなり大変なのです。自分のやれることを拡張していく作業には大きな労力を伴いますし、そもそも素人の脳内で思いつく工夫や努力では限界があるのも事実です。こういう時にサクッとDTM玄人さんに訊けたらなぁって思うんですけど、自分の周りには勿論そんな人居ませんし、教室やレッスンみたいなものにお世話になるとかなり値が張ってしまいます。つくづく、DTMerって孤独な戦いです。とほほ。

まだまだ掛かりそうではありますが、6曲完成させることが出来ればひとまず折り返しです。「半分」となれば、随分気持ちも楽になることでしょう。実際、積み立ててきた4曲を改めて聴いたりすると、それなりに思うところがあります。この計画、順調と言えるでしょうか。なかなか難しいことだらけですが、いつか完成させている自分を夢見て暮らしていきたいと思います。それでは、第7回で。

ちゅんのMyseroof Album制作進捗日記(5)『余りにも凄いチャットモンチー / 素人DTMerが採れる音楽性の限界』

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Myself(自己)とProof(証明)とAlbum(音楽アルバム)をくっ付けた造語で、オリジナルの音楽アルバムを制作することによって、今まで生きてきた自分とその人生の存在を証明しようという計画のこと。

第5回です。悩みの尽きないこのプロジェクト。今回は、個人的な音楽の嗜好なども交えながらダラダラ喋っていこうと思います。

『余りにも凄いチャットモンチー』
最近、『チャットモンチー』をよく聴きます。僕は世代が半分下なこともあって、彼女たちがバンドとしてアクティブだった頃をリアルタイムで追えていません。だから、とても新鮮な感触です。彼女たちの凄さは、「洗練された少ない要素たちから生み出される圧倒的な個性と奥行き」だと思います。活動期間の長くをスリーピースとして過ごし、それ以外の期間も音楽性としてシンプルなロックというところから大きく逸れなかった彼女たちの曲を聴いていると、人数や音数の少ない方がむしろ個性や奥行きをグッと前に押し出すんじゃないかというような気がしてきます。『染まるよ』という曲があります。曲調やアレンジがとてもシンプルで、最低限のギターとベースとドラムと歌だけなのですが、それでも圧倒的なパワーを持っています。余りにも凄いです。恐ろしいです。そうやって彼女たちの音楽に触れていくと、『チャットモンチー』って「自分たちの持っているカードをそのまま使ったり逆さにしたり裏返したり組み合わせを変えたりしてとにかく弄り遊び倒したバンド生涯」だったのかなぁって勝手に思います。例えば、女性アーティストであることをまっすぐ歌うこともあったりフリにすることもあったり……。この個人性こそが、バンドという音楽形態における最も生命的な在り方なのかもしれません。とにかく、『チャットモンチー』と出会ったことによって僕の中にはこういうニュアンスの感動が生まれた訳なんですが、これを自分の音楽に反映させようと思ってもそうはいきません。Bパートへ続きます。

『素人DTMerが採れる音楽性の限界』
DTMerというのは、パソコンで曲を作る(Desk Top Music)人のことです。僕は素人DTMerです。『チャットモンチー』に話を戻すのですが、彼女たちのような要素の少ないシンプルな曲を作るというアプローチは、取っ付き易いようでいて実は真逆と言えます。なぜなら、素材自体が光り輝いている必要があるからです。彼女たちだけに限らずメディアの中で流通しているロックミュージックは、ウン十万円の楽器や機材たちを使って高品質な形式で録音され聴きやすいように整えられています。そして何より、その人たち自身のパーソナリティや演奏が加わることによってより価値をグンと高めているのです。残念ながら、そういうアプローチを素人DTMerが表現しようとすることは無謀です。ギターなどの弦楽器をアナログの質感そのままにパソコンに録音することはなかなか難しく、VOCALOIDは橋本絵莉子のように自由で感情的な声で歌ってはくれません。ですので、DTMなりのアプローチを採る必要があります。ただそうなると今度は、パソコンに内蔵されてる画一的な素材たちを上手く調理する腕が求められてきます。うーん、難しい。今挙げたどのアプローチとも取れない絶妙なところにちょうど落とすことが出来れば万々歳ですが、果たしてどうなることやら……。

という訳で、今回はちょっと込み入った話をしました。こういう要素や問題を挙げていけばキリがありません……。何とか騙し騙しの一歩ずつでやっていけたらなって感じです。それでは、また第6回で。

ちゅんのMyseroof Album制作進捗日記(4)『完成した4曲目 / 蹴飛ばす3曲目 / 大事な5曲目』

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第4回になりました。酷暑にやられて家に帰ってからも頭がガンガンするので、アルバム制作作業のやる気が削がれがちな日々です。そんな今回は、現在取り掛かっている曲たちの一斉進捗報告といったところです。


『完成した4曲目』
4曲目、完成しました。いや、正確には「完成したとしておく」ぐらいのニュアンスなのですが、現段階でこれ以上明確に修正する箇所はあまり無さそうなので、こういった判断です。前回でも触れたように、この4曲目は変則的な構成で作業量が少なく、相対的にも早いスピードで完成に漕ぎ着けました。なかなか制作が進まない状況にずっとヤキモキしていたところだったので、この曲の完成が少し気持ちを楽にしてくれたと言えます。


『蹴飛ばす3曲目』
4曲目が先に完成してしまいました。先に完成したならそっちが3曲目なのではといったところですが、取り掛かった順番で序数を割り振っているのです。思い返せば、3曲目の制作は見切り発車でした。曲のアイデアが浮かんだ瞬間のうちに作り切ってしまおうと走り出したのですが、やはり現実はそんなに甘くありません。いざ曲のイメージをパソコンの中に再現してみてもそのあまりの平面的な構成に嫌気が差し、ギターの音色にもイマイチ納得がいかず、おまけに今の今まで詞が固まっていません。そうして、目に見えて減っていくモチベーション……。気づけば、完成に近いと言えば完成に近いけど完成してないと言えば完成してない状態に深く埋まった空中曲が生まれていました。とは言えボツにするほどでもないので、いつかしら完成させるんだと思いますが、取り敢えず今は隅っこの方に蹴飛ばして放っておくことにします。


『大事な5曲目』
5曲目に取り掛かっています。この5曲目はアルバムのトリを飾る象徴的な曲になるので、とりわけ大事なのです。しかし、前途多難です。アルバムを締め括るためのアプローチとして王道で落ち着いた構成を目論んでいるのですが、素人にとってはその「王道」の方が遥かに難しかったりします。「奇抜」な構成を採れば、その奇抜さに目が向くことになるので何とかなったりしますが、「王道」にそんな誤魔化しは利きません。現在、おおまかな脳内イメージをパソコンに再現した段階ですが、早くも構成が露骨にペタっこくなっています。大変です。また、アルバムの中で一番大事な曲になるので妥協できないのも辛いところですし、「完成させる」ということに未だ大きな意味が宿り続けている難しさもあります。一体、未来の僕はこの曲を完成できているのでしょうか。もう少し多くの曲を完成させた経験があれば、自ずと「今回の曲もいつか完成するだろう」という漠然とした自信が湧いてくる気もしますが、現状そういうポジティブな感情はあまり見られません。まぁどういう状況に進んでいくにせよ、この日記の中でそれなりに面白おかしく報告するんだと思いますが……。




という訳で、一斉進捗報告でした。「完成させる」ということに拘る必要はありませんが、「完成していく」ことで気持ちが楽になっていってることは事実ですし、アルバム自体をいつか完成させるという目標も、自分の中でとても大事な要素であることに変わりはありません。やはり、そこら辺のバランスをどう考えていくかがひとつの大きな問題ですね。どうなっていくのでしょう……。

ちゅんのMyseroof Album制作進捗日記(3)『完成という近くて遠い背中 / 具体的な困難』

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Myself(自己)とProof(証明)とAlbum(音楽アルバム)をくっ付けた造語で、オリジナルの音楽アルバムを制作することによって、今まで生きてきた自分とその人生の存在を証明しようという計画のこと。

第3回です。今回からタイトルを付けることにしました。Aパート/ Bパートのそれぞれのタイトルなんですが、論文みたいになってしまいました。悪しからず。漢字だらけの堅い文章を好む性分です。

『完成という近くて遠い背中』
前回、3曲目のことは取り敢えずさて置いて、4曲目に取り掛かったことを報告しました。その4曲目なんですが、曲自体が変則的な構成で作業量がかなり少ないこともあり、まあまあのペースで完成の背中が見えてきました。とは言っても、ここから実際に完成の背中に抱きつくのはなかなか大変です。順調に少しずつ背中が大きくなっていくこともあれば、一気にまた遠のいていくこともあります。薄情(つれ)ない背中です。ただ、完璧でなくともひと先ず完成させるだけさせるという考え方もあります。それは、今いくら微調整をしても、結局アルバムの曲たちが出揃う頃にはまた、トータルコーディネートとして改めて簡単な手直しが必要になっていると予想できるからです。しかしながらやはり、曲にはその時々のセッティングやフィーリングというものがあって、何でも後回しにしていては取り返しがつかなくなることも大いにあり得ます。ということで、何だかんだ難しいままです。プロのミュージシャンたちはこういう日々の中でもどんどん成果を出していくわけなので、その甲斐性には本当に驚かされるばかりです。

『具体的な困難』
さてこっちの段落では、”作曲”という果てしない作業の中に訪れる具体的な困難について書こうと思います。要は愚痴ですね。
今回は、”機械との対話”を改めてクローズアップしたいと思います。当たり前ですが、パソコンをはじめとする機械たちは人間とはまるで違う言語と挙動を持ちます。僕自身、そっち方面は全く明るくないので、ちょくちょくそういう壁にぶち当たります。最近だと、Windowsが11にアップグレードされたことにより、タスクバー(スタートとかアプリのショートカットが格納されている帯みたいなもの)が画面下部から動かせなくなってしまいました。こうなると、音楽編集ソフトを触っているときに大変邪魔なのです。調べたところによると、パソコン自体のプログラミングをちょこっと書き換えるやり方でその位置を動かせるみたいですが、なかなか専門的且つイリーガルめな方法なので気が進みません。本当にこういうことがよく起こります。つまり、僕が立ち向かっている”作曲”というものは、創作作業×機械対話作業だったのです。また、これが一番の問題なのですが、何か困難に遭遇したとき、それを諸々の媒体で調べてもヒットしないということです。DTMというものの性質上、それぞれの個人的な要素をとにかく多く含むので、ぴったりの解決策がスムーズに見つかることはなかなかありません。心が折れます……。それでも、何とか何となくやっていくのですが。

何だか今回は、今まで書いてきたことを薄細かく広げたみたいな内容になってしまいました。まぁ、それもいいでしょう。タイトルが付いて視認性も向上したことですし。それでは、第4回の自分にバトンを託したいと思います。

ちゅんのMyseroof Album制作進捗日記(2)

Myseroof Albumとは…
Myself(自己)とProof(証明)とAlbum(音楽アルバム)をくっ付けた造語で、オリジナルの音楽アルバムを制作することによって、今まで生きてきた自分とその人生の存在を証明しようという計画のこと。

第2回です。前回は、3曲目の進捗などについて話しました。今回も、だらだら現状や感情を綴ることになりそうです。

前回の僕からこんなお便り。”次回は、もう少し諸々の具体的な悩みについて書けたらと考えています。その頃には、3曲目がちゃんと完成に近づいていて欲しいところです──”。残念、あまり完成に近づいていません。そもそも、「完成」ってよくよく考えたらすごい状態だと思います。これ以上つつくところが無い、ってことですから。1曲の中の様々な要素と問題をずっとずっと修正していくという過程の中で、他の誰でもない自分本人が「よし、これでできた!」って実際に納得しなければいけません。見えないゴールテープです。これってなかなかに苦しい……。しかも、今計画は「完成」ということにかなり大きな意味が生じてしまっていて、どうしてもn/12曲目というように分母を付けて捉えがちです。焦りは募るばかり……。なんとか冷静に着実に積み上げていく術を模索しているところです。

そして、一つ大きな動き。3曲目制作作業の圧倒的な停滞感に嫌気が差し、ひとまず彼のことは置いといて、4曲目に取り掛かってしまおうという判断に至りました。実は、1曲目と2曲目も並行制作だったのです。その時々の状況によって、トライするものを選べる方が精神的にもフラットと言えますし。しかし、諸々問題もあります。曲が変わるということは、機材のセッティングなども変えなければいけません。ただ変えるというだけの手間で済めばいいのですが、音のニュアンスというのはかなり繊細で、以前に録音したものを再現するということはかなり難易度が高いです。時が経てば経つほど尚更……。ですからやはり、制作開始から終了まで一気にやってしまうという手法がベストと言えるんですが、どうやらそんな実力と甲斐性は僕に無いようでした……。これから先、どれくらい並行作業を取り入れていくかは分かりませんが、なんにせよ気楽且つ効率的なアプローチで臨みたいところです。

今回はここまで。ちょうど良い温度感で書けてるような気がしています。こういう調子になっていきそう。それでは、次回の僕に幾らかの進捗を期待してさようならです。

ちゅんのMyseroof Album制作進捗日記(1)

Myseroof Albumとは…
Myself(自己)とProof(証明)とAlbum(音楽アルバム)をくっ付けた造語で、オリジナルの音楽アルバムを制作することによって、今まで生きてきた自分とその人生の存在を証明しようという計画のこと。

さて、計画の大まかな説明に一区切りあって、やっと第1回です。これからは、記事を書いている時点での状況や感情を取り繕いすぎない程度で文章にしていけたらと考えています。

今現在は、3曲目を制作している途中です。取り掛かってから結構な日数が経ち、紆余曲折ありながらも漸く完成の背中が見えてきたといったところでしょうか。しかし、なかなかクオリティが伴なわないというか納得しないというか釈然としない感じが少しあります。作曲経験の浅い素人が作る曲ですから、しっくりこなくて当然とも言えるんですが、それにしても1曲目や2曲目の時はもうちょっと手応えがあったような気がします。そのことが、モチベーションを低下させてしまい、作業速度をかなり落としたという制作過程でした。まだ完成していませんが……。

“作曲”。言葉にすればほんの数文字ですが、その作業には想定を遥かに凌ぐ困難が待ち受けていました。自分の頭の中にあるイメージを実際にカタチあるもので再現するということ自体の難しさに加え、自分の外に出せば出すほどアイデアに魅力を感じなくなっていくことや、高いモチベーションを維持できないこと、また細かいところで言えばパソコンの扱い方や連続的なリスニングによる耳の痛みなど、しんどいことを挙げていけばキリがありません。作業を貫く忍耐力と明確なご褒美が必要だなと感じました……。

次回は、もう少し諸々の具体的な悩みについて書けたらと考えています。その頃には、3曲目がちゃんと完成に近づいていて欲しいところです。

ちゅんのMyseroof Album制作進捗日記(0-2)

Myseroof Albumとは…
Myself(自己)とProof(証明)とAlbum(音楽アルバム)をくっ付けた造語で、オリジナルの音楽アルバムを制作することによって、今まで生きてきた自分とその人生の存在を証明しようという計画のこと。

前回は計画そのものの大まかな説明をしました。今回はその計画のディテールと既に進んでいる部分の進捗について書こうかと思います。
まず、作ろうとしているアルバムのコンセプトなんですが、Myseroof Albumと言っても自叙伝的なアプローチや具体的な自分語りをする表現は避けたいと考えています。あくまで結果的に自己存在証明に辿り着くというところに意味があるので、アルバム自体は僕のパーソナリティから切り離しても成立するようなものを目指します。ただ、そうは言っても、作者の思想や感覚そして経験は作品に色濃く反映されるものなので、他の誰でもなく自分自身が作ったんだという感触と自信はちゃんと芽生えてくれるはずです。そもそも、音楽に多く触れてきた人生の都度都度で、オリジナルの曲やアルバムを作りたいという気持ちはありました。そんな気持ちと自己存在証明の必要性とが出会ったことによって今回の計画が生まれたのです。つまり端的に言えば、作品性と自己性がちょうど良く同居したハイブリッドなアルバムがベストということです。
そして、既に進んでいる部分の進捗についてなんですが、その前に作品のアウトプット方法のことを話さないといけません。DTM(Desk Top Music)ってご存知でしょうか。簡単に言うとパソコンで作る音楽のことで、ぽちぽち音程を打ち込んだり、場合によっては楽器を繋いで録音したりします。プロのミュージシャンがスタジオで制作する楽曲と比べるとクオリティ諸々で劣ることもしばしばですが、誰でも取り組めるという手軽さから最近めきめきユーザーを増やしています。そんなDTMを用いて何とか曲を拵えようといった具合です。2021年秋から本格的に始めて、2022年春現在までの半年ちょっとで取り敢えずのところ2曲完成しています。この2曲を含めた12曲程度をアルバムに収録したいと思ってるので、数字的な進捗で言えば1/6ぐらいでしょうか。ほんとにまだまだ始まったばかりです……。
次回はようやく第1回です。ここからは可能な限りタイムリーな進捗とそれに付随する悩みや問題をだらだら書いていくことになりそうです。そうそう、既に完成している2曲についてですが、これからの進捗ブログの中で度々引き合いに出されていくと思うので、今回のところは割愛とします。

ちゅんのMyseroof Album 進捗日記 「かんりしゃ」から

どうも。「かんりしゃ」です。

このページの説明は、ちゅんの記事を読んでもらえたらよいと思うのですが、最初に少しだけ「かんりしゃ」がお邪魔します。

「人が何のために生きるのか」は、わたしには分かりませんし、かつて生きてきた人もその答えは見つけずに亡くなっていきました。
だからこそ何のために生きているかに不安を抱くし、だからこそどう生きても自由だと言えます。
生きていくのはすごくシンプルな問題で、ものすごく難しいことでもあります。
そんなあいまいな状況に対して、人は何かしらのかたちを与え、何かしらの納得感を得ようとするのでしょう。

ちゅんも、今までの自分や、これからの自分の生のために、音楽をつくりたいと考えたようです。
ちゅんがどのような思いで生き、どのような思いを抱えて生きていくかは、本質的には分かりようのないことでしょうが、音楽が完成(もしくは完成せずとも)して、それに触れることで、聴き手なりのちゅんの生がかたちづくられるのかもしれません。
それはちゅんが求める生のかたちとは、もしかしたら違うかもしれないけど、ちゅんの生のかたちであることは間違いなさそうです。


いやー、楽しみやね。ぼちぼちいきましょう。