Myseroof Albumとは…
Myself(自己)とProof(証明)とAlbum(音楽アルバム)をくっ付けた造語で、オリジナルの音楽アルバムを制作することによって、今まで生きてきた自分とその人生の存在を証明しようという計画のこと。
第3回です。今回からタイトルを付けることにしました。Aパート/ Bパートのそれぞれのタイトルなんですが、論文みたいになってしまいました。悪しからず。漢字だらけの堅い文章を好む性分です。
『完成という近くて遠い背中』
前回、3曲目のことは取り敢えずさて置いて、4曲目に取り掛かったことを報告しました。その4曲目なんですが、曲自体が変則的な構成で作業量がかなり少ないこともあり、まあまあのペースで完成の背中が見えてきました。とは言っても、ここから実際に完成の背中に抱きつくのはなかなか大変です。順調に少しずつ背中が大きくなっていくこともあれば、一気にまた遠のいていくこともあります。薄情(つれ)ない背中です。ただ、完璧でなくともひと先ず完成させるだけさせるという考え方もあります。それは、今いくら微調整をしても、結局アルバムの曲たちが出揃う頃にはまた、トータルコーディネートとして改めて簡単な手直しが必要になっていると予想できるからです。しかしながらやはり、曲にはその時々のセッティングやフィーリングというものがあって、何でも後回しにしていては取り返しがつかなくなることも大いにあり得ます。ということで、何だかんだ難しいままです。プロのミュージシャンたちはこういう日々の中でもどんどん成果を出していくわけなので、その甲斐性には本当に驚かされるばかりです。
『具体的な困難』
さてこっちの段落では、”作曲”という果てしない作業の中に訪れる具体的な困難について書こうと思います。要は愚痴ですね。
今回は、”機械との対話”を改めてクローズアップしたいと思います。当たり前ですが、パソコンをはじめとする機械たちは人間とはまるで違う言語と挙動を持ちます。僕自身、そっち方面は全く明るくないので、ちょくちょくそういう壁にぶち当たります。最近だと、Windowsが11にアップグレードされたことにより、タスクバー(スタートとかアプリのショートカットが格納されている帯みたいなもの)が画面下部から動かせなくなってしまいました。こうなると、音楽編集ソフトを触っているときに大変邪魔なのです。調べたところによると、パソコン自体のプログラミングをちょこっと書き換えるやり方でその位置を動かせるみたいですが、なかなか専門的且つイリーガルめな方法なので気が進みません。本当にこういうことがよく起こります。つまり、僕が立ち向かっている”作曲”というものは、創作作業×機械対話作業だったのです。また、これが一番の問題なのですが、何か困難に遭遇したとき、それを諸々の媒体で調べてもヒットしないということです。DTMというものの性質上、それぞれの個人的な要素をとにかく多く含むので、ぴったりの解決策がスムーズに見つかることはなかなかありません。心が折れます……。それでも、何とか何となくやっていくのですが。
何だか今回は、今まで書いてきたことを薄細かく広げたみたいな内容になってしまいました。まぁ、それもいいでしょう。タイトルが付いて視認性も向上したことですし。それでは、第4回の自分にバトンを託したいと思います。
ちゅんのMyseroof Album制作進捗日記(2)
Myseroof Albumとは…
Myself(自己)とProof(証明)とAlbum(音楽アルバム)をくっ付けた造語で、オリジナルの音楽アルバムを制作することによって、今まで生きてきた自分とその人生の存在を証明しようという計画のこと。
第2回です。前回は、3曲目の進捗などについて話しました。今回も、だらだら現状や感情を綴ることになりそうです。
前回の僕からこんなお便り。”次回は、もう少し諸々の具体的な悩みについて書けたらと考えています。その頃には、3曲目がちゃんと完成に近づいていて欲しいところです──”。残念、あまり完成に近づいていません。そもそも、「完成」ってよくよく考えたらすごい状態だと思います。これ以上つつくところが無い、ってことですから。1曲の中の様々な要素と問題をずっとずっと修正していくという過程の中で、他の誰でもない自分本人が「よし、これでできた!」って実際に納得しなければいけません。見えないゴールテープです。これってなかなかに苦しい……。しかも、今計画は「完成」ということにかなり大きな意味が生じてしまっていて、どうしてもn/12曲目というように分母を付けて捉えがちです。焦りは募るばかり……。なんとか冷静に着実に積み上げていく術を模索しているところです。
そして、一つ大きな動き。3曲目制作作業の圧倒的な停滞感に嫌気が差し、ひとまず彼のことは置いといて、4曲目に取り掛かってしまおうという判断に至りました。実は、1曲目と2曲目も並行制作だったのです。その時々の状況によって、トライするものを選べる方が精神的にもフラットと言えますし。しかし、諸々問題もあります。曲が変わるということは、機材のセッティングなども変えなければいけません。ただ変えるというだけの手間で済めばいいのですが、音のニュアンスというのはかなり繊細で、以前に録音したものを再現するということはかなり難易度が高いです。時が経てば経つほど尚更……。ですからやはり、制作開始から終了まで一気にやってしまうという手法がベストと言えるんですが、どうやらそんな実力と甲斐性は僕に無いようでした……。これから先、どれくらい並行作業を取り入れていくかは分かりませんが、なんにせよ気楽且つ効率的なアプローチで臨みたいところです。
今回はここまで。ちょうど良い温度感で書けてるような気がしています。こういう調子になっていきそう。それでは、次回の僕に幾らかの進捗を期待してさようならです。
ちゅんのMyseroof Album制作進捗日記(1)
Myseroof Albumとは…
Myself(自己)とProof(証明)とAlbum(音楽アルバム)をくっ付けた造語で、オリジナルの音楽アルバムを制作することによって、今まで生きてきた自分とその人生の存在を証明しようという計画のこと。
さて、計画の大まかな説明に一区切りあって、やっと第1回です。これからは、記事を書いている時点での状況や感情を取り繕いすぎない程度で文章にしていけたらと考えています。
今現在は、3曲目を制作している途中です。取り掛かってから結構な日数が経ち、紆余曲折ありながらも漸く完成の背中が見えてきたといったところでしょうか。しかし、なかなかクオリティが伴なわないというか納得しないというか釈然としない感じが少しあります。作曲経験の浅い素人が作る曲ですから、しっくりこなくて当然とも言えるんですが、それにしても1曲目や2曲目の時はもうちょっと手応えがあったような気がします。そのことが、モチベーションを低下させてしまい、作業速度をかなり落としたという制作過程でした。まだ完成していませんが……。
“作曲”。言葉にすればほんの数文字ですが、その作業には想定を遥かに凌ぐ困難が待ち受けていました。自分の頭の中にあるイメージを実際にカタチあるもので再現するということ自体の難しさに加え、自分の外に出せば出すほどアイデアに魅力を感じなくなっていくことや、高いモチベーションを維持できないこと、また細かいところで言えばパソコンの扱い方や連続的なリスニングによる耳の痛みなど、しんどいことを挙げていけばキリがありません。作業を貫く忍耐力と明確なご褒美が必要だなと感じました……。
次回は、もう少し諸々の具体的な悩みについて書けたらと考えています。その頃には、3曲目がちゃんと完成に近づいていて欲しいところです。
ちゅんのMyseroof Album制作進捗日記(0-2)
Myseroof Albumとは…
Myself(自己)とProof(証明)とAlbum(音楽アルバム)をくっ付けた造語で、オリジナルの音楽アルバムを制作することによって、今まで生きてきた自分とその人生の存在を証明しようという計画のこと。
前回は計画そのものの大まかな説明をしました。今回はその計画のディテールと既に進んでいる部分の進捗について書こうかと思います。
まず、作ろうとしているアルバムのコンセプトなんですが、Myseroof Albumと言っても自叙伝的なアプローチや具体的な自分語りをする表現は避けたいと考えています。あくまで結果的に自己存在証明に辿り着くというところに意味があるので、アルバム自体は僕のパーソナリティから切り離しても成立するようなものを目指します。ただ、そうは言っても、作者の思想や感覚そして経験は作品に色濃く反映されるものなので、他の誰でもなく自分自身が作ったんだという感触と自信はちゃんと芽生えてくれるはずです。そもそも、音楽に多く触れてきた人生の都度都度で、オリジナルの曲やアルバムを作りたいという気持ちはありました。そんな気持ちと自己存在証明の必要性とが出会ったことによって今回の計画が生まれたのです。つまり端的に言えば、作品性と自己性がちょうど良く同居したハイブリッドなアルバムがベストということです。
そして、既に進んでいる部分の進捗についてなんですが、その前に作品のアウトプット方法のことを話さないといけません。DTM(Desk Top Music)ってご存知でしょうか。簡単に言うとパソコンで作る音楽のことで、ぽちぽち音程を打ち込んだり、場合によっては楽器を繋いで録音したりします。プロのミュージシャンがスタジオで制作する楽曲と比べるとクオリティ諸々で劣ることもしばしばですが、誰でも取り組めるという手軽さから最近めきめきユーザーを増やしています。そんなDTMを用いて何とか曲を拵えようといった具合です。2021年秋から本格的に始めて、2022年春現在までの半年ちょっとで取り敢えずのところ2曲完成しています。この2曲を含めた12曲程度をアルバムに収録したいと思ってるので、数字的な進捗で言えば1/6ぐらいでしょうか。ほんとにまだまだ始まったばかりです……。
次回はようやく第1回です。ここからは可能な限りタイムリーな進捗とそれに付随する悩みや問題をだらだら書いていくことになりそうです。そうそう、既に完成している2曲についてですが、これからの進捗ブログの中で度々引き合いに出されていくと思うので、今回のところは割愛とします。
ちゅんのMyseroof Album 進捗日記 「かんりしゃ」から
どうも。「かんりしゃ」です。
このページの説明は、ちゅんの記事を読んでもらえたらよいと思うのですが、最初に少しだけ「かんりしゃ」がお邪魔します。
「人が何のために生きるのか」は、わたしには分かりませんし、かつて生きてきた人もその答えは見つけずに亡くなっていきました。
だからこそ何のために生きているかに不安を抱くし、だからこそどう生きても自由だと言えます。
生きていくのはすごくシンプルな問題で、ものすごく難しいことでもあります。
そんなあいまいな状況に対して、人は何かしらのかたちを与え、何かしらの納得感を得ようとするのでしょう。
ちゅんも、今までの自分や、これからの自分の生のために、音楽をつくりたいと考えたようです。
ちゅんがどのような思いで生き、どのような思いを抱えて生きていくかは、本質的には分かりようのないことでしょうが、音楽が完成(もしくは完成せずとも)して、それに触れることで、聴き手なりのちゅんの生がかたちづくられるのかもしれません。
それはちゅんが求める生のかたちとは、もしかしたら違うかもしれないけど、ちゅんの生のかたちであることは間違いなさそうです。
いやー、楽しみやね。ぼちぼちいきましょう。
ちゅんのMyseroof Album制作進捗日記(0-1)
Myseroof Album= Myself(自己)+Proof(証明)+Album(音楽アルバム)。つまり、オリジナルの音楽アルバムを制作することによって、今まで生きてきた自分とその人生の存在を証明しようという何とも無謀な計画のことです。
僕と僕の人生には、多くのことがありながら多くのことがありませんでした。その結果、今、自分自身の存在感というか成立感というものがかなり希薄になっているような気がしています。このことを改善するために何ができるだろうと考えた時に、浮かんできたのがこの計画でした。元々音楽が好きで、楽器も何年か前からちびちび弾いています。これならクオリティはどうであれ、自分自身にしかできない自分自身のための自分自身の自己証明になるのでは……。
即ち、”自分のカタチ化”と言えるでしょうか。完成までに長い期間と大きな労力を要しそうですが、それが叶った時には何か面白いことが起きそうな気もします。こうしてのっそりと立ち上がったMyseroof Album制作。その進捗具合をリアルタイムで綴っていくのがこのブログという訳です。まだまだ、僕がどう生きてきて、どう悩んできて、どういう曲を作りたいかといったことはほとんど見えてきてないと思いますが、それらは追い追い記事の中で見え隠れしていくはずです。
そして、この計画、実はもうスタートしています。スタートしてから現在に至るまでの進捗とその他諸々のディテールなんかを次回の第0-2回に書けたらと考えています。