今回は、かんりしゃさんからお題を貰ったプレイリストでして、100万枚以上CDを売り上げた曲のみから選びました。自ずと時代も限られ、懐かしい曲たちが揃いましたよ。
①そばかす / JUDY AND MARY
全く意味のわからないイントロと明るくキャッチーなサビが共存する不思議な曲です。YUKIにしか書けない可愛げがありながらもどこかシュールでゴージャスな詞が見事です。
②波乗りジョニー / 桑田佳祐
波のように高低差の激しいメロディーを小粋に乗りこなす桑田の歌声が眩しいヒットチューンです。夏の楽しさと切なさを同時に切り取るセンスは流石で、誰の耳にも聴き心地の良い曲調だと思います。
③決戦は金曜日 / DREAMS COME TRUE
この曲はベースの中村正人による作編曲なのですが、彼の往年の洋楽から吸収した音楽観を巧みにJ-POPに落とし込む技術にはいつも感心させられます。そこに加わる吉田美和の愛嬌のある詞と他の追随を許さない歌唱力。やっぱりドリカムは凄いと言わざるを得ません。
④ロビンソン / スピッツ
特徴的なアルペジオのイントロが曲の世界観を強く押し出しており、具体的なのに掴みどころのない歌詞を淡々と紡いでいく草野マサムネがセクシーです。シンプルでありながらもスピッツにしか奏でることのできない名曲だと思います。
⑤Everyday、カチューシャ / AKB48
CD時代晩年且つAKB48黄金期の一曲です。僕がこの企画でプレイリストを作るにあたって入れざるを得ませんでした。聴く人こそ選ぶのかもしれませんが、なかなかの名曲だと思っていて、このあたりのAKBのシングル曲を聴くと僕は無条件で泣きそうになってしまいます。青春のあまりにも大きな一部でした……。
⑥めざせポケモンマスター / 松本梨香
改めて聴くとマジでカッコいいです。この自由でありながらも論理的な音楽性ですが、作曲は外注ではなく当時の任天堂に在籍していた田中宏和さんによるもの。そこもなかなか凄いポイントだと思います。一部、めちゃくちゃコードが気持ちいいところがあるのですが、口頭で説明できないのがもどかしいです……。
⑦あなたに会えてよかった / 小泉今日子
キョンキョン本人が作詞し、シングル曲の中でも最も売り上げた曲だそう。作曲は元My Little Loverの小林武史によるもので、サビ頭の不穏なコードを始め彼の才能と技術がよく表れていると思います。アウトロが明るく前向きに終わるところが素敵です。
⑧どんなときも。 / 槇原敬之
敢えてどこかをピックアップできないくらい全ての歌詞が素晴らしく、生きるということの光と陰を見事に描き切っています。力強いメロディーとアレンジも言うことなく、日本の歴史に残る名曲だと思います。
⑨白い雲のように / 猿岩石
当時の『電波少年』の背景をしっかり知っている訳ではありませんが、それにしても好きな曲です。素朴で飾らない音楽性と歌唱力が素敵で、最後にAメロが戻ってくるのも粋な構成だと思います。
⑩WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント〜 / H Jungle with t
余りにも伝説的な1曲ですね。やはり当時の様々な背景は知り得ないですが、それでも伝わってくるものはたくさんあります。歌詞の内容も、多忙なスターの生活を描いた詞とも解釈できるし、庶民があくせく働く日々を描いた詞とも解釈できるところが、良いダブらせ方だなあと思います。まだまだ、コードとメロディーの関係による気持ち良さなど幾らでも分析やらはできてしまいますが、それよりもこの曲が持つ魂の音色を直接肌で感じる方が良い気がするので取り敢えずこの辺で。それにしても浜ちゃんはスターすぎるなぁ……。
↓↓↓applemusicで、上記10曲のプレイリストをつくりました。ぜひダウンロードしてください。